ベンチに座ってる尚さんに目線を合わすようにしゃがみこむ。 ビクッ 「私、皆といて楽しかったです。でも尚さんの居場所とってまて居たくないんです。」 泣きそうな目で見つめてくる尚さんに苦笑いを溢す。 これは今決めたことではない。 溜まり場に通うようになってから、ずっと思ってたことだ。 でも皆との時間が楽しすぎて言い出せなかった。 尚さんの寂しそうな顔を見たら、決心できた。 「尚さんがもし大丈夫になったら、そのときは、尚さんが私を誘いに来てください。」 尚さんが の部分を強調しておいた。