フォートランドを出て東に進むと
シャークスをでることができた。

"マハル"。

この街はそうよばれているらしい。

いや、街ではない。
家はあるが…
俺からみれば


砂漠地帯だ。

あたり一面砂だらけ。

風は弱いため砂が舞うことはないが、
足元がおぼつかず体力を奪われる。

「ジン、本当にいるんでしょうね?このマハルに」

「あぁ。聞いた話によればな。確信はない」

「俺らの旅、けっこうアレだな、がむしゃらだな」

根拠のない噂を頼りに旅をするとはね〜…、

まあ俺が旅してる理由なんてまだないしな☆

「…疲れましたね。足元がとられます」

「探すの無理じゃね?家一軒一軒が離れすぎてる。で、暑い。しぬ。」

「確かもうすぐのとこにいるらしい」

噂のわりに明確だな、

ジンは一体誰にこの噂を…あぢぃ。

砂漠だからもち暑い。

「シンヤぁ〜
魔法でなんか暑さしのごうぜぇ」

「魔法は最低限しか使わない主義なんです、私は」

じゃあお前の喫茶店の暴れようはどう説明すんだよ

っていってる間についた。
ワラ。