「ハル君、どこに行ったのかな?」 女の子の声が聞こえてきた。 「どこに行っちゃたんだろー?」 「捜すー??」 「もーよくない、いないじゃん」 「だよねー」 ハルは屋上だよー。 私は知ってるもんねー。 他の子は知らない、私だけの秘密を知っているみたいで なんか嬉しかった。