若頭の秘密のレンアイ




「失礼しまーす」


そう言って入った保健室には
珍しく先生がいなくて


「ラッキー、サボれるじゃん」


私はすぐさまフカフカなベットへと
ダイブする。


「ほんと、あの男のせいで寝不足だから
だから…ほん、と…眠たいんだっ、て……」


あの男、山口 直樹のせいで
昨日の夜全く眠れなかった私は

すぐさま夢の国へと旅に出た



「…………。」



そこに入ってきた人間。
だけど私は寝息を立てたままだった。