「失礼します。」


哲は私の襟を掴みながら
ふすまを静かに開けクソじじぃに向かって一礼すると

私を部屋に放り投げる。


「ぐぉっふ!!」


女とは思えない声と共に私は顔面から畳に突っ込んだ。


「…………、」


うぅ…、やっぱり私には可愛い女の子なんてムリなのかも


なんて、本気で悩んでしまうほど
私は今、間抜けな格好だった。