「うわー、無防備ー」



梨花ちゃんが写真を見ながらそう言った。



無防備...、確かに。

寝てる時の川野くんって、ものすごく無防備なんだよなぁ......。



もう襲いたくなっちゃうくらい!

......って私、変態じゃん。



「ま、美園の方が無防備だけどね」



えぇっ......、私!?


何言ってるの、梨花ちゃん。



「私、無防備ではないと思う......」



「自分では分かってないかもしれないけど、ものすごーく無防備」



え...、そうなんだ......。


そういえば、川野くんからも言われるよね。



『お前、無防備すぎ』

『そんな無防備だと襲いたくなるんだけど』



......とか。


2つ目を言われたら...、心臓爆発しそうになる......。



川野くんの声って、低くて甘いからさ......


いつもドキドキするんだよね。



「......どうしよう」


「何が?」


「川野くんの事考えてたら、川野くんに会いたくなってきた!」



今すぐ会いたい!