「おー、奈央、空。お前らも飲むか?」
あくまで、なんでもない風に。
あ、空の眉がぴくっと動いた。
分かりやすいなぁ……。
「総長、こんな平日から飲んでいいんですか?」
「いーんだよ。俺は酒なきゃ生きてけねぇんだからな」
「へぇ……」
奈央は普通に心配して聞いてきたみたいだけど、相槌を打った空は何故か黒いオーラ。
よくわかんないなぁ、こいつ。
「あ、奈央、そーいえばお前ら喧嘩売られるかも」
「はぁ!?今度は何したんですか!」
「ん?多分蒼牙(ソウガ)の幹部?らしきものボコってきた」
「……したっぱとかにも気を付けるよう言っておきますね」
蒼牙ってのは、なんか勝手に俺らをライバル視してるやつら。
毎度絡んでくるから邪魔なんだよなー。
「そろそろ潰す?」
「そんな軽く言わないでくださいよ……」
あ、空が静か…………って、なんで睨んでんだ?

