一匹狼に恋をした。




渚side


時刻は10時。


皆動きやすいラフな格好。


私も長いウェーブががった髪を一つに束ねる。


結局、将太は私が今から電話することに…


「渚、電話できるか?」


「樹…。うん。今から電話する」


私はポケットからスマホをだし、将太からかかてきた

この前の番号にかけなおした。


プるるるる…プるるるる…


「出ない。だよね?普通に考えて、出ないよね??」


「渚、将太、電話でた??」


「ううん。出ない。」


お姉ちゃんは、私が手に握っているスマホを見て、怒りだした。


「渚、あんた馬鹿??渚の電話で掛けたら向こうのケータイには

 「渚」って、出るのに。

 おんなじするなら、公衆電話で掛けなさいよ。

 私が電話かけるから、渚のケータイ貸して。

 将太の電話番号見せなさい。」


「うん」


私は将太の電話番号を出して、お姉ちゃんに渡した。


で、近くの公衆電話から将太にかける

番号を押した。