やっぱ、行く。行って、一発殴ってきてやる。
じゃないと…今さらあんな現実見れないよ…。
玄関から出ると、なにかと音出るし…。誰か起きるし…。
特にお姉ちゃんと、お母さんはヤンキーの感があるからね…。
じゃぁ、靴だけ…。
私は部屋から出て、私専用のスニーカーをとって、
窓から出ていく。昔、お兄ちゃんと木登りしたことを思い出すな。
お兄ちゃん…。さっきは久しぶりに会えたね?
もう少しだったのに…。
忘れないよ…。もう、私の胸の奥にしまうね…?
私との一生の宝物だよ^^
お兄ちゃんを思い出すと、将太も思い出してしまう。
私は、実は本当に好きだったのかもしれない。
あの時は、信じれなかったよ…。
将太が、ただの地位のために私に近づいていたこと…。
そんなことを思い出すと、時間が経つのが早い。
あっという間に、あの公園…。
久しぶりに来たなぁー。ここは、いろんな思い出があるから…。
でも…。
「将太から、呼んでる癖に将太いないじゃん…。」
私は、朝日が昇る寸前まで、ベンチに座っていた。
だけど…いきなり背中に電流が走って倒れこんだ…。
どこかで男が話している声が聞こえた…。
将太…?じゃないような気がするな…。
もう、いいや…。

