樹side


案内されて入ってきたのは渚の部屋。

女の子の部屋だ…。


基本、オレンジや黄色といった明るい色がベース。

一人部屋にしては大きすぎるぐらい。

人形やたちは綺麗に整理されていて、

過ごしやすい。


こんこん…


「渚?入るわよ??」


「あっ。うん」


がちゃー


と、扉を開けて入ってきたのは綺麗な女の人…。


「嬢、この人…?お姉さん?チョー綺麗なんだけど…。」


「やーねぇー。この子冗談上手ね?こういう子大好きよ?」


「蓮…。この人、私のお母さん…。お姉さんに見えないでしょ…。」


「えっ!!??」


咄嗟に出た声。でも、この人がお母さんなんて

信じられない。


「渚の母の麻穂です♪^^別名、美蝶。知ってるかな?」


美蝶…って、この前渚が言ってた人だよな?

てか、最強レディースヤンキーじゃねーか…・


まぢで、最強だろ…。



がちゃーー


「ただいまー」

下から聞こえた男の声。


「渚、パパのお帰りよ♪」