「はぁ~。もういいよ…。ごめんね?」
「俺はいいけどさ、お前らどんな会話してんだよ…。」
樹…僕もそれ思ったよ…。
「私たち、いっつもこんな感じ…。」
「馬鹿の姉も馬鹿ってか…」
颯、それ言っちゃだめだよ…。でも、おんなじようなことは
思ったよ。
「に、賑やかなお家だねぇ」
一応フォローをする。
「ありがとう…」
「なにこれっ!!??ちょーかわいいっ!」
渚っちの声はさっきのお姉さんによって
かき消される。
「ちょーかわいいっ!」
の、声によって、僕は勢いよく腕を引っ張られる。
「わっ」
「うっわ」
颯も同じ…。
「かぁわぁいいぃ―♡」
僕と颯はお姉さんの腕の中。

