渚side



「皆来たねっ!じゃぁ。出発!!」


皆私が用意してもらった、ベンツに乗る。



皆驚いた顔をしてたけど、うちじゃぁ、このくらいは普通…。


一台に皆が乗れる。


車の中で、他愛無い話をして、1時間ぐらい経つと

もう、うちの前。


入口の前で車が止まる。


周りは大きな塀に囲まれて、歩いてくると

迷子になりそうなくらいの大きさ。


家の周りの距離はフルマラソンより長いのは確実。


「お前ん家、何してんだよ…。」


「私のママが、「blanc ange」の社長。で、私の

 パパがあの学校の理事長。」


「blanc ange」てゆうのは、17ぐらいの

女の子に人気のブランド。


私たちは、大きなドアを開けてもらい

家の中に入る。