怜side
「じゃぁ、来週の土曜日9時に私の部屋集合!!」
渚の声に、皆が納得。
念のため、交換した、渚の連絡先。
月姫 渚
と、書かれたスマホを持って、ベッドの端に座る。
あんなに、ほってけくなるやつがいるなんてな…。
俺が、女に惚れるなんて、初めてのことで…
自分自身びっくりしている。
今までの自分になかった感情があることを知った。
貧血が今回じゃないことも…
心配だ。こんなにも心配できる自分がいたなんて
きずかなかった…。
こんなふうに俺を変えたのはお前だな…。
「渚…」
無意識のうちに渚の名前を呼んでいた。