樹side
勢いよく渚の部屋の扉を開けて渚の部屋に入る。
だだだだだ…
「渚っち!!!???」
「渚っ??」
「馬鹿っ!どーしたっ!?」
「大声出して、なんかあったのかっ!嬢!!!」
大声を出さない、怜まで来てる。
しかも、あの…颯や蓮まで…
5人が渚の部屋の中心に集まった。
でも、皆声一つ出さない…。いや、出ないの間違いだ…。
渚の格好に、、、皆が息を呑む。
その空気を壊したのは、以外にも尚だった。
「渚っち大丈夫???」
たたたっと、軽やかな足取りで渚に近づいた。
それに引き続き他の3人も引き続いた。もちろん俺も。
「尚……あれ…」
渚が指さしたのは、シンク。
「シンク…がどうかしたのか??」
怜は渚の前に立って問いただした。
「怜…?怖い…」
シンクが怖い…?少し言葉足らずのようで俺にはまだ
理解ができない。
「馬鹿、お前何見たんだよ?」
「颯……キモい…黒い…」
その時は俺ははっとした。それってもしかして…
「「ゴキ…」」
俺と、蓮の声が重なる。
「きゃーーーー!!」
また、渚の声がでかくなる。
なるほどね…

