渚SIDE


私の順番が終わったら一番前にいた樹を見つけた。


「どうだった?私のアクロバッド。」


「すごかった…」


「ありがとー^^樹や颯には負けるけどね…

 私、一回寮に戻るね。汗かいたから風呂はいてくる。」


樹は小さく頷いた。


私は制服を持って部屋に帰ってきた。


浴槽に湯を溜め、服を脱ぐ。


バスタオルを体に巻いて、髪を上げる。


15分ぐらいで湯がたまった。


そのまま、浴槽につかり、髪を洗う。


少し、長くなってきたな…。


今度はどのくらいまで切ろうか…?


そんなしょうむないことを考えていた。


最後にまた浴槽につかった。


今日の朝、怜に感じたあの気持ちは一体なんだったんだろう…。


心臓がドクン―って、大きく脈を打った感じ…。


昨日も怜に抱きしめられたから安心したのかな…。


私、変なの…。