渚side


「あっちゃぁー。目、腫れてんな。」


昨日、あのまま怜に抱きしめられてた。そのまま


いつの間にか寝てて…。


目が覚めたのは今さっき…。


誰が運んでくれたんだろう。まさか…


怜じゃないよね…?だって、あの女嫌いな怜だもん。


だよね…?


こんこん


「?  どうぞぉ~?」


「失礼する。」


入ってきたのは


「怜っ!?どうしたの?こんな朝早くから。」


「いや、昨日泣いていたから、目、大丈夫かと思ってな。」


顔を逸らしながら、心配してる怜がいて・


「大丈夫だよ。ありがとう」


「いや、ならいい。失礼した。」


怜は最後に頭をポンポンと叩いてから、部屋を出た。


「なに…あの顔…///」


いきなり、あんな顔、反則でしょ…。