一週間が経つのは早いことで…


今の学校では、テストの順位の話題が持ちきり。


そんなことにこだわらなくていいのに…。


教室のドアを開けると、いきなり突っかかってきたのが


「お前ぇー!!んだよ!あの英語の点数はっ!」


颯…。


んだよ、朝っぱらから。


「何が?悪すぎてた?結構自信あったんだけど?」


「すごいねぇー?渚。英語94点だよ?」


「ちっ、あと、6点かよ。」


そーゆー、あと少しのところでしくった自分の

馬鹿さに、イライラする。


「んで、なんで颯は切れてんの?」


「あぁ。渚に負けたから。英語だけはずば抜けてるから^^ 
 あいつ。しかも…」


「しかも?」


「あと、1点のところで渚に負けてるからね?」


「なるほどね…」


だから、朝っぱらから突っかかってきたんだ。


でも、私とそんなに大差ないのは、すごいと思うけどな…?


「でも、皆何位だったの?」


「僕は、3位だったよ!」


へぇ~。尚って結構頭いいんだ。


「俺は、5位だった。」


運動馬鹿の癖に!!


「子猫ちゃんには、負けたけど、2位だよ^^」


「蓮。その呼び方やめて…。」


んだよ!みんなしてさぁー。


「怜は??何位??」


「4位…」


本ばっか読んでるから…?そんなに頭言い訳?


「んだよぉ~みんなしてさ。」


「おめーにだけは言われたかねーよ!」


「あっ!颯何位?」


「6位っ!古代だっ!日本語かけやぁー!!」


んな、こと言ったって。古代も日本語だし。


「あっ!私何位だった?見てないのっ!!」


「言いたくねぇー」


「別に颯に聞いてねーし。尚?見た私の順位。」


「うん^^すごかったっ!」


「何位だったっ!?」


「「「「「1位」」」」」


え…?


1?