渚side


もともと時間がたつのは早いのに、颯がいると

もっと早く経ってしまう…。


かれこれ1か月経って…


皆にも新しい出会いがあった…。


蓮は私のお姉ちゃんに気があるらしい…。もし結婚したら

私と蓮は身内になっちゃうのかぁ…。


怜は結構笑うようになった。

怜はとっても笑顔が似合う人だから…。


樹、他の学校に彼女ができたんだって…

まだ、お試し期間だけど…。

いつか、本当にカップルになてくれたらいいのに…。

で、その仮の彼女が私の親友だったり…

名前を聞いたときはびっくりした…


尚は少し、男らしくなりたい。と言って

空手などを習うようになった。

なんせ、「好きな子を守れるくらい強くなかったら

頼ってもらえないかもしれないしね。」って

言ってた。

最近は少し表情が男らしくなった気もする…。


1か月は、早いのねぇ~。


私は、授業の間に段々下がりそうな瞼と格闘してた。

と、チャイムが鳴り…

帰る準備をしていると…。


「渚っち!!!ちょっとこっち来てっ!!」


と、尚に腕を引かれ連れてこられたのは

いつかお世話になった更衣室。


「この中にあるものに着替えて屋上に来て??

 来なかったらお仕置きだよっ。」


そんなかわいく言われても…。