颯side


口を割って話せる仲だからこそ早く言ったほうが

いいこともあるかもしれない。と、思い

このことは早め早めにいうことにした。


「渚っちと付き合うんでしょ??」


「え…?」


「お前や、渚のことなら言わなくてもわかる。

 渚なんかいつも見てたからな。

 しかも二人とも顔に出てるし…。少し隠したほうがいいぞ??」


怜まで…。


「う~ん。将太や雄介に渡すよりかは颯のほうがいいかな?」


樹…。


「嬢も、うれしいだろうしね。ちゃんと自分のことを思ってくれてる

 やつと付き合えて。嬢だけは大事にしろよ?」


「あったりまえ。さんきゅー。皆」


「でも…」と、尚は不気味な笑みを見せた。


「僕、渚っちをあきらめるつもりはないから。

 だって、好きだもん^^」


「いつまでも好きでいろ。お前に渚は渡さねーから。」


これだけは、自信をもって言える。


「俺は、渚が好きだからな^^♪」


「颯ぇ~。ご機嫌だねぇ~」