「そーだ☆」


と、私は一度女子更衣室に戻って、

自分のカバンの中からケータイを取り出した。


で、男子更衣室に戻る。


「嬢…もしかして…」


「電話、かけるつもり…??」


「そのまさかですっ<(`^´)>だってわかんないもん。」


と、スマホの電源を入れる。


で、さっきの番号を入れ込み、発信ボタンを押した。


プるるるる…プルるるるる…♪


『もしもし?なぎちゃん??』


「この声…もしかして…」


聞いたことのある声だ…。


周りにいる5人は心配そうな顔で見てくる。


「もしかして、雄介ってやつっ!?」


『ピンポーン。でも、ってやつ。じゃないかな?

 雄介だもん^^俺の番号登録しといてね♪』



「誰があんたみたいなやつの番号登録するかっ!

 ばぁーか」



『ひっでーな。俺結構繊細なんだよ??

優しくしないとボロボロになっちゃう。笑』


笑いながら言った雄介の声は、さっき聞いた声よりも

すこし低くて、耳もとで囁かれてる気がした。


「もぅっ!!うっさいなっ!!わかったわよっ。

 登録しとくから。電話切るよ!?」


と、切ろうとしたとき…