尚side


ぴピピ…♪ぴピピ…♪


スマホの音で目が覚める。

隣には、いつも持っているくまの人形。


「おはよう^^♪」


くまちゃんを、ベッドの上に置いて、朝ごはんを

食べに行く。

って、言っても朝ごはんなんかサンドウィッチだけどね♪


顔を洗って、制服を着て、鞄に筆箱とケータイを入れる。


時間までは、テレビを見る。


「時間だ…もうそろそろかな?」


ばっだーんっ!!


教室まで全力疾走。寮と教室は結構遠くて…

走れば結構疲れる。


でも、朝早くいけば、途中で会えるんだっ!!

多分今日もいると思う。


あっ。いたいた…。


「おっはよ~☀渚っち^^♪」


「あっ。おはよう^^尚」


そう、渚っち。


「渚っち、だぁ~いすきっ!!♡♡」


「私も尚大好きだよ?」


って、言い返してくれるけど、僕、本当に渚っちが

好きなのに…。


渚っちは、冗談半分に言い返してくれる。


嬉しいけど複雑な気分…。