「よーっす♪」


私は、鞄を肩の後ろにぶら下げて

さっき登校してきたであろう、あの5人組の

座る、席に向かった。


「おっはよーさん^^」


「「「「「??」」」」」


「んだよ?おめーら、自分の友達の顔も
 わかんねーの?」


「あっ!その声っ!渚!?」


「ピンポーン」


「んだよ!その格好!!」


「男子に見える?」


「あぁ~。無理だな?尚とおんなじ感じ?」


それって…褒めてんの?けなしてんの?


まぁー。いいや(笑


「いやぁー。これだったら、怜とも話せるかな? 
 って、思って♪」


「なるほどねー」


私に納得してくれたのは、樹。


「お前も俺に負けねーくれー俺様だろっ!?」


「颯よりは、可愛げのある俺様だね?」


「てめー。ふざけてんな(笑」


颯とは、昨日から普通に話すようになった。

名前を思い出したのは、寝る直前。


一回思い出せば、忘れない!!


「んで、何読んでんの?怜!」


話してくれるかな…?