「友達の好きなひとにかわいこぶるとか、ホントにサイテーッッ!もう、萌璃なんてだいっきらい
!」

なに、それ?

私はそんなことした覚えはない。
やめて、やめてよ、もう...

「ねえ、早姫ちゃん、わたし、そんなことした覚えはないよ?」
「だって、だって、うちが爽ちゃん好きだったのに、爽ちゃんは萌璃のこと好きって言うんだもん!!」

なんで?そんなのわたしのせいじゃないじゃん...

「なんか言いなよ!」

なんかって何を言えばいいの?
何を言えば許されるの?
何を言っても許されないんじゃないの?

「なんで何も言わないの?
もういいっ!萌璃なんか死んじゃえ!」