俺が葵と出逢ったのは高城コーポレーションに入って何年か経った時だった。 新入社員で俺のいる課に配属になった。 うちの課には何人か入って来て、たまたま俺が面倒を見ることになった。 『今日からお世話になります。 中西葵です宜しくお願いします』 『俺は高遠駿。 中西さんの指導係になったから宜しく』 いつしか… 二人の距離が縮まり葵も打ち解けてプライベートな事も話してくれるようになった。 そんな葵をいつの間にか好きになっていた。