「お姉ちゃんて、なん…ども呼んだけど目は開けないし返事も…なくて…。

それで、あーお姉ちゃんホントに死んだんだって…朝、仲直りすればよかったって後悔したけど遅いですよね」


泣きそうになりながら時々声をつまらせて話している美月ちゃんを見ていると切なくなってくる。


でも、最後まで聞いてあげないとって思って黙って聞いていた。


「後で聞いたんですけどお姉ちゃん私の好きなチーズケーキを仲直りのために買った帰り道で事故にあったんです」


ここまで話して美月ちゃんは堪えきれずに泣きじゃくった。

悲しい出来事にかける言葉が見つからず私はしばらく美月ちゃんの背中を慰めるように撫でた。