今日は土曜日、私は美月ちゃんが来るのを待っていた。


玄関の呼び鈴が鳴った。


「おじゃましまーす」



今、私たちは紅茶を飲みながら美月ちゃんが持ってきてくれたチーズケーキを食べていた」


「汐里さん私、きのう聞こえてきたんですけど、記憶がないってホントですか?」


「美月ちゃんには言ってなかったんだけど、私、記憶喪失なんだよ」


「やっぱりそうなんですね」


「この事は店長さんや智也さんも知ってるんですよね?」


「うん、て言うか私がここで生活できるようにアパートの事とかアンブレラで働かせてもらえるようしてくれたのは智也さんなんだ」


「そうなんですか?」