────放課後




みんなは部活やってて、うちはダンスのクラブチームだから、一人トボトボ帰ってると……









「原」

ん?誰?と思ったから後ろを向くと


?片桐?

「片桐部活は?」
なんで?サッカー部なのに…




「俺、今日お前に話すことある」



「……えー!!もしかして別れる?!」
そんなぁ!!毎日のいちごがぁ…(x_x)



「別れねぇよ 笑」

あ、片桐が笑った

今日、片桐が笑ったのって今だけじゃない?
ま、いいや




「あ、別れない?よかったぁ(*´▽`*)」



「…いちご買えなくなるから?」
片桐がなんか少し悲しそうに言う







「ん?うん!」
いちごなしで片桐と付き合うとかないもんなー




「片桐も女よけでしょー?」



「んー?俺は、前は女よけでお前と付き合ってたけど、今はちげぇ」

え?
どゆこと?!

じゃあ何でうちら付き合ってんの?!

「え、どーゆーこと?!」


「は?お前今のでわかんなかったの?!」
もーなんだよぉと片桐が言う。



えーなに?と、うちが訳わからないでいると、


「俺、リアル」


は?なにが?
片桐なにを言ってるの?!



「まぁお前はまだリアルじゃねぇからリアルになってから言えな。」


「片桐~、うち、まったく意味わかんないんだけど…」


「まぁ、そりゃそーだろ。でも俺の言葉覚えとけよ~」




「ん~よくわかんないけど、わかった」
片桐ってこんな不思議な人だっけぇ?







「着いたぞ」


ん?!
あれ?

「早くない?」


片桐と喋ってたらあっという間に着いた





「じゃあな」
そーいって片桐は軽くニコッとして帰ってった


「うん、ばいばい」