「でも赤坂くんなんだかんだこの学校で二番くらいのイケメンじゃない?もちろん一番は原くんだけど?」
「なんか七海かわいい」
「えへへ…そうかな?」
そう言って下を向くと、思い出したようにこっちを向いた。
「あ、わたし赤坂くんとおんなじ中学だったんだけどね?一回も話しかけて頷くか首ふるかちょっと話すかくらいしかなかったよ。他のことに発展してくとかまずなかったみたいだし…」
そんな事を聞きながら外に出ると…
大分遠くに赤坂くんが見えた。
「て訳でわたしは赤坂くんと話してみたい!」
というとあたしを引っ張って赤坂くんの方へ走っていった。

