真剣な顔でこっちを見る赤坂くん。 「こっち向いて?」 あたしの肩を赤坂くんは掴んで、そのまま赤坂くんの方を向かす。 「…キス、舞田さんにされる、前に…赤坂くんなら良いけど、舞田さんはやだって思った」 赤坂くんは少し目を見開く。 「そんなこと、思ったことなかったのに。舞田さんが近づいてくる度に涙が出そうになるくらい… 怖かった。 だから…」 「もう良いよ」 後ろから舞田さんの声が聞こえた。