「うん!」 デートってこと…? 「秋穂ちゃんは」 「…お前の彼女、俺知ってるような気がするんだけどさ」 隆裕の声が聞こえる。 「明らかに俺の秋穂のような気がするんだけど」 もう知らない。 「だったらなんだばーか!」 あたしは羽田くんから離れてそれだけ言うと走って逃げる。 「意味わかんないし!なんだしあいつ…!」 涙が出てくる。 「あたしは隆裕だけしか好きじゃないのにあっちはもう違う子か!ばーか!」