「それはやだけどさ、ギャッ」 校門を出た瞬間つるつるの路地で転びそうになる。 「ギャッってお前…」 クスクス笑う彼の靴を思いっきり踏む。 「いってーな」 「言いながら笑うな!ぼけ!」 しばらく歩くと、駅の近くの通りになる。 あーあんなとこにもカップル…彼女腕まで組んで… ん? 「は、羽田くんよ」 「んだよ」