左を向くと… 「友達じゃないんでしたっけ?彼女抵抗してるのに無理矢理キスするんですか?それはどうかと思いますよ…俺」 赤坂隆裕、ただ一人がそこに立っていた。 「うるせーな、高校での知り合いだろ?良いムードになってんだから黙ってろよ」 「え?」 今の…舞田さん? 「…やめっ」 「は?今更?何言ってんの?」 舞田さんは、実は強引な人だったらしい。 しかし、彼が顔を近づけると、 ドン、という鈍い音と共に 舞田さんはベンチから落ちていた。