「おい!朝!」



「んー?」



布団を抱き締めたままだ。






全部夢だったかのようで、




不思議に思う。





「いて」




でも肘の痛みは相変わらずで。




隆裕に恋をして、



たくさん苦い思いをした。




たくさん泣いた。