「あんま、大丈夫じゃ…なさそう、かも」 届いてないか。 「大丈夫だったよ」 そう言い直そうとした瞬間、 外に連れ出された。 勝手口を出て、少し歩く。 そこでやっと顔を上げた。 灰色のTシャツに青い専用のダボダボのズボン。 スボンの後ろのポケットからは少しの道具がとび出ている。 しばらくすると、人気のない道へ出た。 立ち止まったかと思うと、 ゆっくり抱き締められた。