隆裕くんは黙ったままで、 あたしが歩き出すと一緒に歩き出した。 「待った?」 晴香ちゃんに言うと、 「大丈夫だよ」 って笑った。 「さてと。ちょっとだけ二人とも…付き合ってくれるかな」 後ろを振り向くとゆっくりと頷く二人。 何にも喋れない。 「ここ、って…」 羽田くんから、隆裕から、中学の話を聞いてくれた、 公園についた。