「秋穂!お待たせ。帰ろっか」 19時ちょっと前。 隆裕くんが走ってこっちへ来る。 「…うん」 校舎を出ると、 街灯に照らされる綺麗な晴香ちゃん。 少し隆裕を盗み見ると、 案の定、立ち尽くしていた。 「なん、で…」 「あたしが呼んだの」