「あ、やっと見つけた」 後ろから声がする。 そこには羽田くんが立っていた。 「ほれ、昨日鞄置いてったろ?」 「あ…!羽田くんが持っててくれたんだ、ありがと」 「もうあんな人使いあれぇことすんじゃねえぞ」 と嫌な顔をされる。 「ごめんごめん、怪我はしてる…よね?」 「いや?」 「へ?」