「…きほ!秋穂!」 目の前には七海。 周りを見渡すと夕方でほぼ教室には七海とあたし以外人がいない。 「ん?何?」 「何?じゃなくて愛しの赤坂が呼んでるってば」 「あ、ああ…」 急いで隆裕の元へ行く。 「秋穂今日丸一日ぼーっとしてるけど、大丈夫?」 「あ、え?うん、大丈夫だよ」 「ごめん、今日も生徒会で一緒に帰れないや」