「…ついた」 そこは小さな公園だった。 虫のなく声や、 風の匂いがすごく心地よくて、 「ベンチあるから座って?たくさん歩いたしさ、少し休憩しよ?」 「はい」 いっさい途絶えることのなかった会話がここで少しだけ、途絶えた。 そこで、 「俺、ちょっと自動販売機行ってくる。あー秋穂ちゃん何がいい?」