「隆裕、寝起きもしかして悪い?」





「んぁ?なこと今はどうでもいいでしょ?秋穂の朝の第一声は俺が聞くの。まして別の男とまじありえねぇ」





髪をガシガシする隆裕くん。





『おーい、朝飯ー』



電話の向こうから声が聞こえる。







「あー、ていうかなんで昨日は家に帰ってくるなって言ったの」





隆裕は軽くどけて話す。








『…やっと仲直りできた彼女と二人きりでいたくて。俺がリードするもんだろ。でもあいつ料理だめみたいでさ、俺にいたっては目玉焼きもできねえだろ?
コンビニ行くのもめんどくさいし頼む』