「はい、これ。」 「ありがと」 くるみ先輩に隆裕くんがプリントを渡す。 「さ、お前は用が終わったんだから帰れ」 しっしとくるみ先輩を拒絶するかのように手で払う。 「ちょ、隆裕くんそれはかわいそうなんじゃ…」 「ほら、愛しの彼女が言ってるじゃんかー」 隆裕くんがめんどくさそうな顔をする。 「秋穂が泊まりにくるの今日がはじめてなの、言ってる意味わかった?」 「はー?なら尚更帰れないー」 ぷいっと意地をはるくるみ先輩。