「さ、後夜祭だよ、外でよう」 羽田くんも充分に酔いが冷めたみたいだった。 「あ、僕点火役だからちょっと急ぐね、またあとで」 そう言うと隆裕くんはどんどん階段を下がっていく。 なんか今さら怖くなってきた。 七草さんのこと、ちゃんと知りたいって思ってたのに。 そんな事よりも、何か胸に突っかかる物があった。 グラウンドには、きちんと積まれた木がある。