「あ、お化け屋敷入ろうよ」 「え」 めっちゃ怖そうだけど… 「あ、怖い?」 「怖くない、よ全然…」 そう言いながら反射的に彼のTシャツを掴む。 「た、ただはぐれるとやだから離さないでよ」 「はいはい」 思いっきり笑いながら隆裕くんはずんずん入り口へむかっていく。