「うるっさ、口数だけは多いんだからさー」 あー、今のはちょっと口悪いすぎたかも 「秋穂ほんと変わらなさすぎて笑える。ほら、戻るよー」 「はいよー」 戻ると全員が全員ただただ話すだけになってたので、 「はいはい、そんじゃそろそろ二次会行こうかー、カラオケ予約してるからさ、徒歩移動ねー」 その鈴菜の言葉で全員が立ち上がり、着いていった。 あたしも立つと、 腕を引っ張られてまたすとん、と座ってしまった。 「え?」 ふりむくと、しーっと口に人差し指を立ててあたしを黙らせている舞田さんがいた。