「すげー…かわいい。今すぐ、俺のにしたい。でもそんな身勝手だめだよね。だから…約束してくれると嬉しいな」



「わかった。あたし隆裕くんからずっと離れないから。」




ちゅ、と唇が重なった。




夏祭りにもらったブレスレットの金属音がする。




「秋穂、大好きだよ」



そう言うと隆裕くんはぎゅっとあたしを抱き締めた。



「隆裕くんの隣にずっと居させてください」


笑顔になりながらそう言った。