けど、またなぜかこっちへ駆け寄ってきた。 「あ、そうそう、ちょっと耳かして?」 隆裕くんにぐっと引っ張られる。 ポニーテールだから耳はもう出てる。 『ポニーテールめっちゃかわいい』 そう囁くと、つむじにちゅっとキスされて、 「ちょっ…、くずぐった…」 その反応を面白そうに笑って向こうへ行ってしまった。 「もー…」 少し周りの視線を感じながら戻るのであった。