七海の席の前に立って、手を合わせた。 「七海、海の日さっさと帰っちゃってごめん!」 「え、こっちこそあんなこと隆裕くんに言ってごめん!」 「ううん、もう大丈夫だよ」 顔を上げると七海は柔らかい笑顔でありがとう、と呟いた。 「でも、秋穂ほんと大切にされてるよ」 七海は囁くように言った。