「はあ…」 ゆっくり歩いてると、 「あれ?秋穂じゃん?」 右のクレープ屋さんから聞き覚えのある声が聞こえる。 「あっ!鈴菜ー!」 そこには中学の友達の相川鈴菜(アイカワスズナ)が見知らぬ男子とクレープ屋さんにいた。 少し戸惑う。 彼氏…っぽくないか? でも鈴菜はとにかくすごい勢いでぶんぶん手を振っているから、 取りあえず向こうへ向かうことにした。