「このこと秋穂に話してよかった。こんなに細かく教えたのも…秋穂がはじめて」 「うん」 「秋穂好きになっ…って…」 「あたしも隆裕くん好きになれてよかった。じゃなきゃ一生恋愛に興味なんて持てなかった」 その言葉を聞くと、隆裕くんは自分の腕で目を隠す。 でも、 隆裕くんの目指してるものがわかってほんとうに良かった。