「ほんとは本気で大好きなんでしょ!?中学から!」 そう言うと少し目を見開く。 「意地張ってる場合じゃない!!さっさとSヶ岳高校行ってこい!!」 「…ったく、Sヶ岳だな。」 あたしを振り払うと、彼は走りながら携帯を開き、友達を呼んでるようだった。 彼が去った瞬間、 授業中に叫んだからかみんなが廊下を見ていた。 「うげ…」 職員室にまで聞こえたみたいで、 大分まずい状況に置かれてる。